温泉は髪にいいの?悪いの?温泉で髪を洗うことによる影響とは?

温泉は、リラックスでき、美肌効果もあるので、
特に女性は好きな人が多いと思います。

また、秋から冬にかけては
身体を温め、ほっこりしたいと、温泉宿に足を運ぶ人もいますよね。

しかし、

  • 温泉に入ったら髪にコシがなくなった
  • 温泉のお湯で髪を洗ったら髪がパサパサになった

などという話を聞いたことはありませんか?

温泉は、肌に良いと言われているのに、
髪の毛には良くないのでしょうか?

そこで今回は、温泉で髪を洗うことによる影響について
解説してきます。


スポンサーリンク

・温泉の効果とは?

温泉は、含まれる成分によって、
酸性とアルカリ性、中性の3つの種類に分かれます。

そしてさらに、酸性度を表すpH濃度によって、
強酸性、弱酸性、弱アルカリ性、強アルカリ性と細かく分けられます。

日本の温泉の多くは、pH8以上のアルカリ性の温泉です。

アルカリ性の温泉には、皮脂を乳化し、
皮膚の表面にある古い角質や肌の汚れを、柔らかく剥がしやすくしてくれます。

そのため、アルカリ性の温泉に入ると、
肌がつるつるすべすべになるため「美人の湯」とも呼ばれています。

そのほか、温泉による効果は入浴と同じで、
温熱効果、水圧効果、浮力効果も、もちろんあります。

・温熱効果:温熱による血行促進、疲労回復、リラックス効果

・水圧効果:水圧による血行促進

・浮力効果:リラックス効果、中で身体を動かすことで筋力強化

・温泉は髪に良いの?悪いの?

身体や美容に良い影響を与える温泉ですが、
髪の毛にとっては、良いの?悪いの?どっちなのでしょうか。

◎アルカリ性温泉は髪に悪い?

日本に一番多くあるアルカリ性の温泉は、
身体や肌には良いのですが、実は、髪には悪い影響を与えると言われています。

アルカリ性温泉に含まれる、肌をつるつるにしてくれる成分は、
その作用によって、
髪の毛のたんぱく質も溶かしてしまう危険があるのです。

髪の毛は普段、pH4.5~5.5の弱酸性になっているのですが、
アルカリ性の温泉を浴びることによって
たんぱく質が溶かされ、髪の毛がアルカリ性に傾いてしまいます。

髪の毛がアルカリ性に傾くことで、
キューティクルが開いてしまい、
髪の内部にある栄養分が外に流れ出やすくなってしまいます。

その結果、髪がダメージを受けやすくなり、
髪が細くなってしまったり、パサつくなどの傷みが発生してしまうのです。

また、アルカリ性の温泉に髪を浸してしまうと、
髪内部の成分が流れ出るため、
カラーやパーマも落ちやすくなってしまいます。

◎酸性の温泉も髪に悪影響!?

髪に良くない影響を与えるのは
アルカリ性の温泉だけではありません。

酸性の温泉であっても、
あまり強いものは髪の毛に良くないとされています。

また、鉄分や硫黄などの成分を含んだ温泉も、
実は、髪にはあまり良くないと言われているんです。

つまり、温泉がアルカリ性でも酸性でも、
髪に良くない影響を与え、髪のダメージに繋がることになるため、
温泉で髪の毛を洗ったり、
温泉に髪を浸すのは良くないというわけなんですね。

・えっ!サウナも髪に良くない!?

スポンサーリンク

実は、温泉と同じように気をつけたいのが、
サウナなんです。

サウナの温熱効果は、血行促進にとても効果的で、
大量の汗により代謝が良くなり、
体内の脂肪や老廃物が排出されるなど、健康効果が高いです。

当然、全身が温まるため、
頭皮の血行も良くなり、頭皮にはよいと言えます。

しかし、サウナは種類によっては高温の割に湿度が低く、
髪が乾燥してしまう恐れがあるのです。

サウナに入った後、
髪がパサついた感じがするのはこのためです。

髪の乾燥は、髪のツヤや弾力を無くし、
切れ毛や枝毛にもつながるため、注意が必要です。

特にスチームサウナは湿度が低いことが多いため、
サウナに入る際は、湿度計を確認することをおすすめします。

また、湿度は高くても高温であることには変わりがないので、
濡れタオルで髪を巻いたり、
事前にオイルで保護するなど工夫して入るようにしましょう。

・傷んでしまった髪の改善方法

髪の毛は、一度傷んでしまうと、
元に戻すのはなかなか難しくなってしまいます。

その為、これ以上悪化させないよう、
傷みに気づいたら、早めにケアをしてあげましょう。

◎コンディショナーとトリートメント併用でケア

コンディショナーとトリートメントを併用して
集中ケアしてあげましょう。

あまりに傷みがひどい場合は、
美容室で、集中トリートメントをしてもらうのも良いでしょう。

また、
普段から髪に良いシャンプーを使用することも大切です。

健康で強い髪が育てば、
ダメージを受けにくくなるため、美しい髪を維持できますよ♪

◎正し方法で素早く髪を乾かす

濡れてキューティクルが開いた髪は熱に弱く、
ドライヤーの熱でさらにダメージを広げる可能性があるため、
頭皮から順に毛先へと、手早く髪を乾かしましょう

最後は冷風で、しっかりと髪の熱を冷ますことも
忘れずに行なうことで、ツヤが出てくれます。

・まとめ

温泉に入る際、髪はまとめるなど、
温泉水で濡らさないように工夫することが大切です。

髪を洗う際も、
温泉水ではなく水道水などのお湯で洗うようにしましょう。

また、せっかくのカラーやパーマが落ちてしまってはもったいないので、
カラーやパーマ直後の温泉は、なるべく避けた方が良いですね。

美容効果も、高いリラックス効果もある温泉ですので、
髪を温泉に浸さないように気をつけながら、ぜひ温泉を楽しんでくださいね♪

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする